匠ぶろぐ

器、スケーラビリティーのこと

内容物に合った、器の大きさがあります。
付加価値の高い香水を売る場合は、15mLとか小さい容量の容器を使います。
業務用洗剤では、2Lとか大きい容量の容器を使います。

ビシネスに合った規模でビジネスをやる、ということが経営の秘訣です。

このことを20年以上、教えてきました。

月1万円の売上ならば、1万円規模のビジネスをやる。
月10万円の売上ならば、10万円規模のビジネスをやる。
月100万円の売上ならば、100万円規模のビジネスをやる。
月1000万円の売上ならば、1000万円規模のビジネスをやる。
月5000万円の売上ならば、5000万円規模のビジネスをやる。

月100万円のレベルて、無理をして借金をして、1000万円規模のビジネスをやろうする人達が多いです。
遠い夢を見ているか、ハッタリの世界です。

月1000万円レベルの売上がありながら、100万円規模の人達もいます。
たまたま当たった成り金で、パンクして消えてしまう一発屋が多いです。
元々、器が小さいので、金を追わない方が良い人達です。

戦前から続く老舗でありながら、事業規模を縮小して、細々と事業を続けているところがあります。
悪辣な方法で資金を集め、借金をして、派手に不動産事業を起こっている者がバカにしていたりします。部下、取引先にバカにされ、コンプレックス、自己顕示欲の塊になっていました。

ギャップに対し、バランスを取れない時に崩壊するのが、法則です。

見た目を気にせず、自由に相応な規模に変化できるスケーラビリティーが実力です。
今、規模が大きいか小さいか、派手か地味かではなく、継続できるのが実力です。老舗の違いはそこにあったりします。

日記

  • これから増やしていきます!
  • 似た者同士の法則

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