食品衛生法により、容器包装の安全性を高めるため、安全性が評価された物質のみをポジティブリストとしてリスト化し、それ以外は使用を原則禁止されるようになりました。
食品、サプリメント等で使用される容器について、ポジティブリストの問題が起こっています。雑貨用途の容器では関係ありません。
食品と接触する可能性のある合成樹脂が問題となり、ガラス瓶も関係ありません。
影響を受けるのは、積層フィルムで作られたパッキン、多層ボトル、シール等です。積層フィルムで使われている樹脂がポジティブリストに入るかどうか、です。
マイクロプラスチックの健康リスクが理由です。
国や業界の基準は、マイクロプラスチックのデータを前提にせず、甘かったのです。しかし具体的なデータが上がり、EUに追随し、規制をかけ始めたわけです。
PETの経時テストすれば分かりますが、PETは内容物と反応しやすく、劣化が顕著です。PETは本来、食品、飲料水で使うべきではないのです。
しかし日本では、工場閉鎖、製造原価や輸送費等の高騰により、従前より食品瓶の供給が困難となっています。それで逆に、PET容器への移行が増えています。
これは政府が資産を貯め込み、企業、家計が貧困に陥っているのが理由です。
液体(水)に対しては、ガラス(石)、金属を使うのがセオリーです。