ラインキャップについては、ミニ香水瓶との不適合、漏れの問題が多数、報告されています。この漏れに対しては、パッキンを変えても改善されません。
ミニ香水瓶は職人が手作りで製作した半人工ガラス瓶であるので、必ず個体差が出ます。半人工ガラス瓶は実際、不良率が高く、検品によりかなりの数の不良品が除かれています。それが半人工ガラス瓶です。
職人は長年、その個体差に対し、キャップの微調整により対応してきました。個体差のあるミニ香水瓶のネジ口に対し、キャップに柔軟性を持たせる調整方法を試行錯誤しています。調整後も検品を行い、微調整により対応できない製品は除外されました。半人工ガラス瓶は非常に手間、時間、コストがかかります。
職人により微調整が行われているのはリンゴ型キャップ、円筒型キャップのみです。
ラインキャップは職人が製作したものではなく、微調整が行われていません。ですから当然ながら、多数の不適合問題、漏れの問題が発生しています。この問題はミニ香水瓶の問題ではなく、ラインキャップの問題です。
半人工ガラス瓶のキャップの製作、嵌合の調整には職人技が必要で、素人が容易に製作できるものではありません。