ある職人から製造原価が上がり、仕事も減り、生きていけないと言われました。継続的に対応できるとのことだったので、大手の案件を回しました。困窮しているので、前金で支払いしました。
しかしその職人は貧困からか、その案件で使う金型を売却し、継続的に対応できなくなったと言ってきました。
その職人から案件を引き上げました。
匠東静は、東静グループ関係者が集まり、古くから関わりのある職人を守る為、江戸下町の地域産業を守る為等の目的で、東静初代創業家 高野良平氏の職人ファースト(匠ファースト)のポリシーを継承して作られたボランティア会社です。
江戸下町には、皮革、ガラス、金属、木材等の職人がいました。職人は後継者がいないまま、高齢により年々減っています。気性の荒い、短気な江戸っ子気質の職人はほぼ残っていません。40年前と同じ価格で仕事を強要されたり、値上げに頭を下げられなかったり、高度な技術が理解されなかったり、バカバカしくなって辞めてしまった職人が多いです。
今残っている職人は、真面目に従順に泥水をすすって生き延びている職人、下請けに横柄で元請けに何も言えない要領のいい職人、貧困に甘んじて平気で嘘をつき、人を騙すことに慣れてしまった狡猾な職人等に分類されるように思います。
一度、仕事を振ってみれば、職人の気質は見えます。良い職人とだけ連携していくのが、質の高いサービスを提供していくコツです。これからの時代は誤魔化しが効かず、本当に良い商品サービスを提供していかなければ残れません。目先の損得にとらわれずに良いパートナー、製品、サービスの選択していくことがますます重要になっていきます。
東静グループ、匠東静は、真面目に従順に生きている職人のみを支援していきます。