匠ぶろぐ

海外で生産されたガラス瓶の印刷は可能か?

最近は中国産、韓国産のガラス瓶が安く売られ、入手もしやすくなっています。
それを購入して、印刷を希望される方もいます。
そのことについて、職人に意見を聞いてみました。

海外で生産されたガラス瓶も印刷は可能とのことでした。

前提として、変色、クラックのリスクを許容することがありました。
ガラスへの印刷では火に入れる工程があります。その際、海外で生産されたガラス瓶の場合、変色したり、クラックが入ることがよくあるとのことでした。この原因は「水」にあるとのことでした。
日本は水が良いのでガラスの品質が高く、火に入れても変色せず、丈夫とのことですが、水が良くないところで作られたガラスは変色しやすく、弱いらしいです。

「日本産ガラス」は1つのブランドです。

海外で生産されたガラス瓶への印刷の場合、1000個のうち500個が変色、クラックが出てもガラスの品質の問題だから許容してね、というのが前提です。
また、ガラスの品質の低さによる手間から、印刷料金も日本産ガラスよりも割高になるとのことでした。

海外で生産されたガラス瓶の場合、品質の見極めが大事です。

日記

  • これから増やしていきます!
  • ボトル、パーツの特性も考慮するベテラン調香師

     調香師と面会し、相談を受けることが少なくないです。 当グループでは20年以上に渡り、単なる物品販売ではなく、情報を売る容器のコンサルタントを行ってきま…

    夏場のプラスチックボトルの漏れ問題

     夏場、室内の日が当たるところ(直射日光はほとんど当たらないところ)にPP製ボトルを置いていました。内容物はオーガニック系のサンオイル、精油です。状況か…

    金があっても買えない時代

    これまで、工場閉鎖、生産縮小等の日本の製造業の惨状を書いてきました。色々な分野で、容器等が調達できず困っている、という相談が増えました。これまで他人事…

    調香師の悩みが商品開発の元

     匠東静には、よく調香師が来られ。相談を受けます。 調香師とは、香水、ルームフレグランス等の香りを調合するスペシャリストです。大きな資格を持っていて、…

    従順に生き延びている職人、平気で嘘をつく職人

     ある職人から製造原価が上がり、仕事も減り、生きていけないと言われました。継続的に対応できるとのことだったので、大手の案件を回しました。困窮しているの…